お気楽自転車日和 「ペダルをこいで東西南北」

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日本でイタリアとフランス

<<   作成日時 : 2007/07/21 23:14   >>

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自転車で10分ほど。港区南青山にある画廊に出かけた。画家の松山修平さんが、毎夏、きまって個展を開く小さなギャラリーは、青山学院の裏手にある。3年ぶりに会う松山さんは変わらず、元気そうだった。『SHIN−ON』というテーマで、数々の作品を発表する松山さんは、ミラノ、日本を中心に国際的に活躍されているアーチスト。フィレンツェにある有名ファッションデザイナーの自宅に飾られているなんて噂を聞いたり、ミラノ、東京のレストランでは松山さんの作品を目にする機会が増えている。

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↑画家の松山修平さんは、空手の名手でもある。
最新作の前で。


松山さんと出会ったのは、たしか2000年。イタリア・シチリア島にある小さな自転車メーカーを取材するときに通訳として同行してくれた。コーディネーターなどの仕事をされている奥様の代役で、仕事を引き受けてくださったのだ。何日も一緒に過ごすうちに、松山さんがサッカー好きであることを知った。ミラノ在住の松山さんは、大のACミラン・ファン。サッカーの話やスポーツの話で盛り上がった。その後も、ミラノのアトリエを訪ねるなど、何度かお会いする機会があった。その度にサッカーの話。今年は、欧州チャンピオンズリーグでミランが優勝。松山さんのトークも熱かった!

今日は、たまたまギャラリーにほかのお客様がいない時間にあたった。サッカーの話だけでなく、イタリアの自転車事情についても伺った。聞けば、ミラノ周辺では、毎週日曜になると若者だけでなく年配の方までが、色鮮やかなサイクリングジャージに身を包み、丘陵地帯を颯爽と駆け抜けてゆくんだとか。ジロ・デ・イタリアが行なわれ、サッカーに負けないぐらい自転車の人気が高い国。「楽しみ方のうまさに歴史を感じますね」と松山さんは話していた。「イタリアの自転車事情、近々、取材に行きます!」と残し、ギャラリーをあとにした。

青山からの帰りには、近所のパティスリーに寄り道。お目当てのケーキを買うため。2年前にオープンした『1904』は、昨シーズンのツール・ド・フランス期間中から、このレースにちなんだケーキを販売している。ツールのポイント・リーダーだけが着ることのできる『マイヨジョーヌ』という黄色いジャージをテーマにしたケーキが、その代表作。ズッシリと重みのある大人の甘さが口に残るチョコレートケーキをベースに、口当たりが柔らかく酸味が利いたムースなど、数種類の味を力強く組み合わせている。「お菓子を作るときに普通に作ってもおもしろくないんで、なにかストーリーを加えたかったんです。フランスといえば、ツール。この時期、国民のほぼ全員がツール・ド・フランスに熱狂するんです。フランスの文化を自分の作品にしてみたんです」。お菓子作りの手を休め、話をしてくださった松野明シェフは、そんなふうに由来を話してくださった。そしてもうひとつ。ツール・ド・フランスの丘を越え、山を越えてゆくイメージで作ったと言うチョコレートケーキ(フランボワーズや木の実を積み重ねた華やかな味)の新作があることも教えてくれた。こちらは聞きなれないフランス語だったので、名前を忘れちゃいました。失礼。ほんと洋菓子の名前って難しい。

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↑ツール・ド・フランスをテーマに松野シェフが作ったケーキ。
奥がマイヨジョーヌ。各450円


近所をぐるり1周。数時間のうちに、イタリアとフランスを旅した気分になった。画家もパティシエも、自ら磨き上げた技とセンスで、日本と海外の文化を融合。それを作品として表現し、人々を癒し感動させる。そんな素晴らしい仕事を続けるおふりの目が、キラキラと輝いていたのが印象的だった。

■松山修平展
2007年7月20日〜8月4日
11時〜18時30分 土日のみ12時〜18時
ギャルリーたからし
東京都港区南青山5−10−11
03(3498)0093
ホームページ:shin-on 松山修平

■パティスリー1904(ディズ ヌフ ソン キャトル)
東京都目黒区東山2−5−8
電話03(3792)1904
10時〜19時
火曜定休
www.1904.jp

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